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加熱式タバコが与える影響は?

みなさん、こんにちは🤗

半田市も歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!

 

現在、様々な加熱式タバコが販売されています。

従来の紙巻きタバコが、

歯周病を悪化させるなど、お口に悪い影響を与えるのは、

様々な方がご存知でしょう。

では、加熱式タバコは、どうなのでしょう🚬

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実は、加熱式タバコの長期的な健康への影響は、

まだわかっていません。

加熱式タバコは、タバコ葉を燃焼させるのではなく加熱します。

そのため、

モノが燃えるときに発生する

一酸化炭素などの有害物質の量が減り、

従来の紙巻きタバコよりも、

『健康への害が少ない』と言われています。

 

しかし、加熱式タバコが全国的に販売されてまだ

5年ほどしか経っていません。

そのため、長期にわたっての疫学研究が実施できていないからです。

同じように、

お口への影響についても明確な研究はまだありません。

ですが、

『明らかになっていない』=『害が少ない』ではありません!!

 

加熱式タバコ、紙巻きタバコ、

どちらにも含まれているのが『ニコチン』です。

ニコチンは、タバコの依存性の要となる物質ですが、

お口の細胞や細菌にさまざまな悪影響を与えることがわかっています。

 

●ニコチンがもたらすお口への影響

・歯ぐきへの影響

 ①炎症を起こしやすくなる

 ②歯ぐきの弾力を失わせる

 ③細胞を弱くする

・歯への影響

 細菌への作用を通じて間接的に歯に影響します。

・歯根膜への影響

 歯の根とあごの骨を結びつけている

 歯根膜の細胞をはがれやすくします。

・粘膜全体への影響

 血管を収縮させることで血流量が減少します。

 酸素や栄養が十分に行き渡らなくなると、

 細胞の修復機能が低下します。

 また、ニコチンは細胞の遺伝子を傷つけ、

 がん化をまねきます。

・あごの骨への影響

 古い骨を壊す破骨細胞と、新しい骨をつくる骨芽細胞。

 ニコチンはこの破壊と再生のバランスを、

 破壊の方に傾けてしまいます。

 

●歯周病菌との関わり

①病原性を高める

 細菌の線毛が形を変え、歯ぐきの中に侵入する力が上がり、

 定着しやすくなります。

②生存力を高める

 からだの免疫反応をかく乱し、免疫細胞から逃れやすくします。

 

●むし歯菌との関わり

①酸をつくる力を高める

 酸をつくるむし歯菌の力が増強されます。

②付着力を高める

 粘着物質をつくるむし歯菌の力が増強され、

 歯の表面に菌と酸が長く定着しやすくなります。

 

タバコは依存性が高いもので、

なかなかやめることが難しいと思います。

紙巻きタバコも、加熱式タバコも、

同等にニコチンが入っていますので、

お口への影響は多大であることを理解していただけたと思います。

歯科関係者として、

少しでも多くの方に届くと嬉しいです🥰

 

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、

歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。

お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。

半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック

475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236

0569–25-0018

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