MENU

BLOG & COLUMNブログ&コラム

*

誤嚥性肺炎が死因に?なぜ誤嚥性肺炎が危ないのか。

みなさん、こんにちは☺️

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!

 

日本人の死因で、

がんと心臓病の次に多いのが肺炎です。

今、新型コロナウイルスが流行していて

肺炎というワードを多く聞いた方も多いでしょう。

とくに、高齢者の方に多いのが、『誤嚥性肺炎』です。

 

誤嚥性肺炎は、

お口の中やのどに棲む細菌たちが

唾液や食べ物に混ざり、知らないうちに気道に流れ込んで

炎症を引き起こす病気です😭

色々な細菌が混ざり合った唾液が気道に入り込むことは、

誰でも少なからずあることです。

元気な方であれば、

むせて咳をして、気道から唾液を跳ね飛ばすことができます。

また、気道に細菌が入り込んでしまった場合、

肺胞にいるマクロファージが瞬時に喰い殺してくれます。

 

しかし、体力が衰えて、日常生活動作(ADL)が低下したり、

免疫力が落ちてしまうと、

感染に対する防御機能が低下してしまいます。

そのため、細菌に打ち勝つことができなくなってしまいます。

特に多いのが、高齢の方と言われています。

 

●誤嚥性肺炎を起こしやすいかた

・咳反射が弱くなっている

 (細菌を押し返す気道粘膜の絨毛の活動が弱くなっている)

・口の周りの筋肉が衰えている

 (飲み込みがうまくいかなくて、唾液や食べ物が

  気管に入り込みやすくなり、大量の細菌が肺に入り込みやすくなる)

・免疫細胞の働きが低下している

 

●誤嚥性肺炎の原因菌

 誤嚥性肺炎の原因菌の代表例は、

 ジンジバリス菌です。

 ジンジバリス菌は、免疫細胞の攻撃をすり抜ける

 タンネレラ菌やトレポネーマ菌とタッグを組み

 重篤な肺炎を起こします。

 また、これらがくっつくことで、

 粘着性の物質が守ってしまうので、抗生物質が効きにくくなってしまいます。

 

●ジンジバリス菌

 ・酵素を出し、歯ぐきや歯を支える骨を破壊。

 ・のどを守る粘膜を壊し、ウイルスを細菌感染へ。

 ・ジンジバリス・タンネレラ・トレポネーマで

  免疫細胞と抗生物質の攻撃を弱めます。

 

ジンジバリス菌をはじめとするお口の細菌と

インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスが混合感染すると、

肺炎のさらなる重症化を引き起こすこともわかっています。

そのためにも、

いつでもお口の中を清潔に保つことがとても大切です👍

ぜひ、定期検診を受けてみましょう!

 

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、

歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。

お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。

半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック

475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236

0569–25-0018

IMG_0217.jpg

ページの先頭へ戻る