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歯の「歯冠」と「歯根」。どこの部分?

みなさん、こんにちは🌞

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!

 

歯科治療を行う際、

歯科医師や歯科衛生士から、歯の説明を聞くことがあると思います。

しかし、

「歯のどこのことを説明しているんだろう、、?」と困ってしまったことはありませんか?

今回は”歯冠と歯根”についてお話ししていきます!

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歯は、内臓や骨と違って直接見ることができる器官です。

でも、じつは見えているのは歯の半分だけの部分なのです。

残りの半分は、歯ぐきにおおわれた顎の骨に埋まっています。

見えている部分を「歯冠(しかん)」、

埋まって見えない部分を「歯根(しこん)」と言います。

この部分を理解していないと、

治療内容に疑問を持っていたり、治療した歯がどのようになっているか

わからないまま日常を過ごすことになってしまいます。

 

例えば、

むし歯が大きくなってしまった場合、

歯の根の治療が必要になります。

神経をとって治療し被せ物(クラウン)を被せることになります。

歯冠だけは作り物(人工物)で代用しますが、それを支えているのは

治療して大切に残した歯根になります。

しかし、歯根があることを忘れていたり、

神経をとった時に歯根もなくなった!

と思われている方には、

今後の治療や今の状況をお話ししても、

伝わらない場合が多く、患者さんの不安も解消されません。

ぜひ、歯冠と歯根を覚えて歯科医師とのすれ違いをなくしてみてください!

 

歯冠と歯根のかたちは、前歯と奥歯で全然違います。

なぜなら、私たちの歯は、

肉も野菜も穀物も食べやすいよう、肉食・草食動物のいいとこ取りのハイブリッド型になっているからです。

前歯の歯冠はナイフみたいな噛み切りやすいかたちで、歯根は一本でスリムです。

しかし、奥歯の歯冠には山と溝があり、

上下の歯の凹凸がうまく噛み合って食べ物を効率よく咀嚼できるようになっています。

歯根は2本、あるいは3本に分岐し、

縦横にかかる強い力に備えた丈夫なつくりをしています。

そのため、奥歯に支障がでると、うまく咀嚼できず、

体の健康にも影響してしまうことがあります。

奥歯は目立たないので、ついつい痛みが出てから、、

などと後回しにしてしまうことも多いかもしれませんが、

実はとても大事なところなので、普段から意識してみましょう。

 

また、今まで歯根は見えないよ!とお話ししていましたが、

実は歯根が外に見えている人も、

中高年層を中心にかなり多くなります。

歯周病や、歯磨きの癖などが原因で歯ぐきが痩せ、歯根が露出しています。

歯冠をおおっているエナメル質はとてもかたいのですが、

歯根はエナメル質より軟らかくてもろいセメント質と象牙質でできています。

そのため歯根が露出してしまうことで、よりむし歯になりやすかったり、

しみやすくなってしまいます。

よりケアも大切になってきます。

ぜひご自身のお口の中をよく観察していただいたり、

かかりつけの歯科医院などで現状を聞いてみて、

ご自身の歯を大切にしてくださいね!!

 

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、

歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。

お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。

半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック

475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236

0569–25-0018

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