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歯科医院と関わりのある薬 ー骨粗しょう症・糖尿病・ステロイド剤を長期服用中の方ー

みなさん、こんにちは😆

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!

 

今回は、持病とお薬についての後編になります。

骨粗しょう症

・どんな病気?

 破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成のバランスが崩れ、

 骨吸収が過多になり、骨量が減っていく病気です。

 骨密度も少なくなるので、骨折しやすくなります。

 一般的に、ホルモンバランスの変化する、

 閉経後の女性がなることが多いです。

・お薬はなんのため?

 骨吸収を抑える作用があります。

 飲み薬以外にも注射薬があります。

・歯科治療との関係は?

 骨粗しょう症は、からだの骨だけでなく、

 あごの骨にも影響します。

 インプラントなどが不可能な場合もありますが、

 何よりも、抜歯やインプラントなどの侵襲の大きな治療を受けた後に、

 顎骨壊死(あごの骨の壊死)が起こることがあります。

・歯科医院では

 お薬の影響は数ヶ月残ります。

 数週間前に使用をやめたかたも忘れずに教えてください。

 顎骨壊死のリスクを防ぎます。

 歯科医と医科の主治医で相談して治療を進めます。

 

糖尿病

・どんな病気?

 血の中に糖が増えすぎる病気です。

 生まれつきインスリンの分泌量が少ない1型糖尿病と

 インスリンは正常に分泌されているものの、

 その作用が十分に発揮されにくくなる2型糖尿病があります。

 糖尿病は、様々な合併症を起こすのがとても怖いです。

・お薬はなんのため?

 お薬には、インスリン注射と飲み薬があります。

 1型、2型それぞれ薬の服用の仕方は異なります。

 インスリンを補給したり、血糖降下薬として使用します。

・歯科治療との関係は?

 栄養や免疫細胞が届きにくくなるため、

 感染への抵抗力が弱まり、治り悪かったり、悪化しやすいです。

 血糖値の乱降下も起こりやすいため、

 低血糖性昏睡などになってしまうと治療中に意識を失ってしまうことも。。

・歯科医院では

 医科と連携して治療を進めます。

 血糖のコントロールをしてから治療を行うこともあります。

 食事は抜かずに来院してください。(低血糖を防ぐため)

 自覚症状がない場合もあります。

 必ず問診票には正直にお答えください。

 

ステロイド剤を長期服用中の方

・どんな薬?

 からだの中の炎症を抑えたり、

 免疫反応を抑える強い作用を応用した薬です。

 歯科治療では、とくに長期使用している方は注意が必要です。

・どんな方が使用しているの?

 色々な病気の治療に用いられていますが、

 とくに多いのが自己免疫疾患をお持ちのかたが服用されています。

・歯科治療との関係は?

 お薬を長期服用されているかたは、

 炎症や免疫反応が起きにくくなるので、

 細菌感染が起きやすくなります。

 そのため、抜歯後や手術後の傷が治りにくく、

 膿んだり腫れたりしやすいです。

 また、治療のストレスがなかなか改善されず

 発熱や嘔吐感、筋肉に痛みなど様々な症状が出てしまうことも。

・歯科医院では

 外科治療を受けられる時には、

 抗菌薬を通常より多めに飲んでいただいたり、

 前もって飲んでいただくことがあります。

 また薬の服用なども医科と連携として決めていくこともあります。

 

体とお口の中は密接に関わり合っています。

医科と連携して治療をしていくことも可能なので、

問診票や、お薬についてはしっかりお話ししていただけると嬉しいです!🤗

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半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、

歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。

お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。

半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック

475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236

0569–25-0018

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