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フッ素/フッ化物について その①

みなさんこんにちは。

半田市・半田口駅・住吉町駅の歯科医院(歯科・歯医者)

かなえ歯科矯正歯科クリニック、院長の久木田 亮です。

明けましておめでとうございます!😊

皆様は良い年を過ごせられましたでしょうか?

当院も今年の開業に向かって素晴らしい一年にして行こうと思いますので応援よろしくお願いします!!😂⚡️

前回の更新からすこし時間が空いてしまいました!が、今回も頑張っていこうと思います!✨✨

 

 

さて、今回は

フッ素/フッ化物についてご説明していこうと思います!

現在は、市販されている歯磨き粉の90%にフッ化物が配合されています。

当然、歯にとって良い作用があるから配合されているわけなんですが、その理由についてはご存知でしょうか?

また、フッ化物についてその安全性が気になる…なんて方もいらっしゃるかもしれません。

今回から3回に分けて、そんな疑問の答えや、どんな風にフッ化物を使用していくのが良いのか、

そこんとこについて勉強していこうと思います!☆

 

 

目次

フッ素/フッ化物とは

自然界の中にあるフッ素

歯への作用

 

 

フッ素/フッ化物とは

自然界の中にあるフッ素

フッ素にはどのようなイメージがありますか?

歯磨き粉に入っていたり、なんかよく分からんけどフッ素コーティングとかしてあるのを見たり。

実はフッ素は約90種の天然元素中,地殻におけるフッ化物含有率は13番目に多くて約650ppmで、

海水中にはおよそ1.3ppm含まれています。

また様々な食品にも含まれている、ありふれた元素なのです!

さらにフッ素は人間の必須微量元素に分類される元素でもあり、身体の中には必要不可欠な元素であります。

ちなみにフッ素という場合は基本的に元素Fのことを指します。

自然界に存在するフッ素は必ず何か別の元素と結合している状態であり、そういう状態のものは「~化物」と呼ばれます。

なので、基本的に存在するものの時はフッ化物といいます。

皆さんもこれからはフッ化物というようにしましょうw 元素のときを指す時はフッ素、でいいですよ!

食 品 フッ化物イオン濃度(ppm)
穀 類 0.1~2
イモ類 0.1~2
豆 類 0.5~3
果実類 0.1~1
野菜類 0.1~1 乾燥しいたけ:3~10
海藻類 0.6~2 乾燥品:2~10
砂糖類 0.4~2
食卓塩 0.5~3 自然塩:2~20
味 噌 3~10
お 茶 0.5~2.0 お茶の葉:100~400
肉 類 0.3~2
乳 類 牛乳:0.1~0.3 ミネラル牛乳:1~5
乳製品 粉乳:1~10 チーズ:0.5~1
卵 類 0.2~0.5
魚介類 1~15 メザシ・ニボシ:10~40
海 水 1.3 6億年変化していない
飯塚喜一ほか:スタンダード口腔衛生(学建書院)改変

これを見ると緑茶には少し多く含まれていますね。しかし、健康上問題となることはほとんどありません。

日常生活の中にもフッ化物は存在し、我々も少なからず摂取しているということがわかりますね!

 

歯への作用

フッ化物

歯の主成分はハイドロキシアパタイト(Ca10(PO4)6(OH)2)です。フッ素Fはこのハイドロキシアパタイトに作用して

フルオロアパタイトCa10(PO4)6F2という結晶を作ります。

このフルオロアパタイトを形成することにより、歯質が強化され硬くなります。

みなさんが普段使っているフッ素入りの歯磨き粉や、歯科医院で塗ってもらうフッ化物によって歯の組成が変化し、強くなっています!

それによって、虫歯菌の作る酸に対する抵抗力が上がるのですね!!

 

 

さて、今回はフッ素/フッ化物の基本的な知識についてご紹介しました。😊

また次回はその安全性などについてご紹介したいと思います。

ありがとうございました!

 

 

かなえ歯科・矯正歯科クリニック

久木田 亮

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