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切っても切れない細菌との縁ー女性ホルモンとの関わりー

みなさん、こんにちは😄

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!

 

私たちのお口に棲む細菌は1000種類以上もあります。

きれいに歯磨きをしていても、100億個が棲むといわれ、

雑に歯磨きをしているとなんと1兆個にも増えてしまいます。

切っても切れない細菌との縁。上手に付き合うのがとても大切です。

 

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また、細菌の種類にもそれぞれ特徴があり、

また男性、女性それぞれの体の特徴によっても細菌の働きや増殖など変化してきます。

女性の一生は、卵巣から分泌される女性ホルモン、

エストロゲンに大きな影響を受けています。

エストロゲンは妊娠、出産、授乳に適した体をつくるホルモンで、

初潮を迎える頃から分泌量が急激に増え、

20~40代前半でピークを迎えます。

実はこのエストロゲンが大好きな悪玉菌がいます。

それが、

インターメディア菌です。

 

●インターメディア菌

エストロゲンをビタミンにして増えるグラム陰性菌です。

女性が思春期を迎えると、

エストロゲンが体内でさかんに分泌されるようになりますが、

雑な歯磨きをしていると、活力源を得たインターメディア菌は

内毒素をつくって撒き散らし、

歯ぐきを腫らして「思春期性歯肉炎」を引き起こします。

歯ぐきの周りには、

シンジバリス菌、トレポネーマ菌、タンネレラ菌の悪玉3兄弟がおり、

このインターメディア菌も同じように歯周病に関与します。

 

●インターメディア菌が引き起こす歯肉炎

思春期性歯肉炎以外にも、

インターメディア菌が引き起こす歯肉炎があります。

それが妊娠性歯肉炎です。

エストロゲンの分泌は妊娠時に活発になります。

妊娠性歯肉炎は腫れて出血しやすく、

これが起きると血液をエサにするジンジバリス菌などの極悪な歯周病菌も元気になり、

便乗して増殖するので、

歯周病が悪化しやすくなります。

さらに恐ろしいのが、歯周病原菌の出す内毒素です。

歯ぐきから血流に乗って子宮に達し、子宮の筋肉を収縮させ陣痛を促してしまいます。

それが、早産や低体重児出産の原因となるのです。

早産や低体重児出産を防ぐためにも、

歯科の定期検診を受け、歯周病予防に取り組んでいきましょう🤰

 

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、

歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。

お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。

半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック

475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236

0569–25-0018

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