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脂肪肝ってなんだろう?肝臓の病気と歯周病のつながり

みなさん、こんにちは☺️

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックの久木田です!

 

肝臓の病気!というと、お酒の飲み過ぎによる肝硬変とか、

ウイルスによるB型肝炎やC型肝炎が

まず思い浮かぶのではないのでしょうか。

ですが、肝臓の病気には、

成人の4人に1人がかかっているといわれる、

もっとも多い病気があります。

それが、「脂肪肝」です。

 

肝臓はエネルギーの一時的な貯蔵庫なのですが、

食べたり飲んだりして摂取したぶんのエネルギーが使われないと、

肝細胞に中性脂肪として

どんどん貯えられていきます。

このように脂肪が異常に蓄積された状態を脂肪肝といいます。

脂肪肝と聞くと、

お酒をたくさん飲む人の病気というイメージがありませんか?

実は、お酒を全く飲まない人、

または飲んでもたしなむ程度の人の脂肪肝が

爆発的に増えています!!😭

脂肪肝自体は、肝機能の低下が起こるとはいえ、

そこまで深刻ではありません。

患者さんに自覚症状が出ることもほとんどありません。

脂肪肝が怖いのは、

人によって、数十年かけて脂肪肝や肝硬変、肝臓がんへと

進行していく可能性があることです。

そして、

その肝臓の病気に「歯周病」が関与している可能性があるのです。

 

●肝硬変になって起こりうること

①肝臓の解毒作用が働かなくなり、

 有害物質(アンモニアなど)が代謝されずに

 脳に達して肝性脳症を起こす。

②たんぱく質が合成できなくなるため、

 栄養不良になり手足がむくむ。

③肝臓が硬くなると、

 胃腸の血液が肝臓を通りにくくなるので

 腹水が生じる。

(小腸や大腸、胃の血液というのは、心臓から出て

 心臓に戻る前に、必ず肝臓を通ります。)

④血液が流れにくくなって、

 食道の血管が膨らみ破裂する(食道静脈瘤)

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●脂肪肝・脂肪肝炎予防のために

《生活習慣から》

*運動する

 肝臓はエネルギーの一時的な貯蔵庫です。

 エネルギーの消費量が増えれば、

 肝臓に脂肪がたまるのを防げます。

*食生活を改善する

・消費する以上のエネルギーを摂取してしまうのが脂肪肝の原因。

 食べすぎないのが大事です。

・早食いは満腹感が得られにくく、食べすぎにつながります。

 むし歯や歯周病などでよくかむことが難しいのなら、

 すみやかに治療を受けましょう!

・果物の糖である「果糖」は、砂糖などと違い肝臓にそのまま溜まります。

 また、満腹感を生じさせないため

 いくらでも摂れてしまいます。

 健康にいいから、と食べすぎは禁物です。

*睡眠時無呼吸を治療する

 睡眠中に酸欠状態になるとレプチンというホルモンが出てきて、

 肝臓に脂肪を溜めやすくなるといわれています。

《お口から》

*歯周病を治療する

 歯周病を治療すると、肝機能の数値が

 目に見えて改善する(ALTの数値が低下する)方もいます。

 軽度の脂肪肝炎ならば回復する可能性がありますので、

 歯周病の方はぜひ歯科で治療を受けましょう👍

 

半田市の歯医者、かなえ歯科・矯正歯科クリニックでは、

歯周病治療やメインテナンス、クリーニングも行なっています。

お口のニオイや、歯周病でお悩みの方、ぜひご連絡ください。

半田市の歯医者 かなえ歯科・矯正歯科クリニック

475-0961 愛知県半田市岩滑中町3−236

0569–25-0018

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